パリの水道事業について
フランスでは、水道事業の運営主体は地方自治体であるが、その管理については、伝統的に民間委託(フランスの公役務の委託には、コンセッション(concession:事業特許)、アフェルマージュ(affermage:経営委託)、レジー・アンテレッセ(régie intéressée)、ジェランス(gérance)の4つがあるが、水道事業の管理委託は主にコンセッション方式で行われている。コンセッション方式では、受託者は委託者との契約によって、事業に必要な施設等を自ら設置することができ、一定期間公共サービスを提供し、利用者から直接徴収する利用料金を事業報酬としている。)されることが多くなっており、2008年時点では、上水道の71%、下水道の55%が民間委託されている。